ハワイ不動産は今が買い時?2026年最新オアフ島相場と投資の展望
アロハ!sasshi(サッシ)です!

いつかはハワイに自分の物件を持ちたい

ハワイの不動産で資産運用をしてみたい
と考えるあなたへ。
「ハワイ不動産は今が買い時ですか?」——これは、わたし自身がいちばん知りたいことでもあります。
ただ、この問いに答えようとして現地の相場レポートを開くと、たいてい壁にぶつかります。英語で、専門用語ばかりで、しかもそこに書いてあるのはドル建ての価格です。
日本円で貯めて、日本円で払うわたしたちにとって、ドル建ての相場は答えの半分でしかありません。残りの半分は、為替です。
今回は、ホノルル不動産協会(HBR)が発表した最新の市場レポートをもとにオアフ島のいまを整理したうえで、「円で買う人にとっての買い時」をどう考えればいいのかを一緒に見ていきましょう。

2026年8月のオアフ島市場|戸建ては「高騰」、コンドは「値下がり」に見える
まずは最新の数字から。HBRが公表した2026年8月のオアフ島の実績です。

数字が多いので、表を1枚にまとめました。忙しい方はここだけ見ておけば大丈夫です。
| 項目 | 戸建て市場 | コンドミニアム市場 |
|---|---|---|
| 販売価格の中央値 | 1,240,000ドル(前年比 +12.2%) | 510,000ドル(前年比 -1.0%) |
| 成約件数 | 264件(前年比 +1.9%) | 365件(前年比 -6.6%) |
| アクティブな在庫数 | 794件(前年比 +0.5%) | 2,512件(前年比 +4.1%) |
| 新規に売りに出た数 | 364件(前年比 +14.5%) | 684件(前年比 +6.4%) |
| 売れるまでの日数(中央値) | 17日(前年22日) | 37日(前年48日) |
| 売出価格に対する成約率(中央値) | 100%(前年98.8%) | 97.1%(前年96.4%) |
| 売出価格より高く売れた割合 | 33%(3件に1件) | 10%(10件に1件) |
| 契約中(ペンディング)の増減 | -7.6% | -3.2% |
戸建ての中央値が前年比 +12.2%。これだけ見ると「ハワイの家が1年で1割以上値上がりした」と読みたくなります。
でも、そう読むと間違えます。
会長自身が「中央値は値札ではない」と言っている
ここが、このレポートでいちばん大事なところです。ホノルル不動産協会の会長、アーロン・タンゴナン氏は、ひと月前の7月のレポートで、中央値についてこう述べていました。
月次の中央値は「売れたものの真ん中」であって、誰かの家につけられた値札ではありません。7月に中央値が13.9%上がったのは、130万ドルを超える成約がほぼ倍になったからです。
8月も、同じことが起きています。HBR自身が、8月の戸建ての中央値の上昇を「130万ドルを超える成約が増えたため」と説明しています。
- 130万〜149万9,999ドルの成約:27件 → 47件(+74.1%)
- 同じ価格帯の年初からの累計:197件 → 283件(+43.7%)
高額帯の取引が増えた。だから、すべての成約を価格順に並べたときの「真ん中」が上に引っ張られた。7月とまったく同じ構図です。
しかも同じ8月に、戸建ての成約の27%(71件)は100万ドル未満で決まっています。年初からの累計では33%です。戸建てとコンドを合わせると、50万ドル以下の物件も183件が成約している。市場全体が高騰したわけではありません。

中央値にしても平均値にしても、高い物件の取引が増えれば数字は上がります。あなたが欲しい価格帯の物件を定点観測していれば、この手の数字に振り回されることはありません。
円で買うなら、ドルの相場より為替を見る
さて、ここからが本題です。
上の表の「コンドミニアムの中央値 -1.0%」だけを見ると、コンドは少し値下がりしたように見えます。
でも、これはドルで払う人の話です。円で払うわたしたちの実感は、まったく違います。
コンドの中央値を、その月の為替(三菱UFJ銀行の公表仲値の月中平均)で円に直してみます。
| ドル建て中央値 | その月の為替 | 円に直すと | |
|---|---|---|---|
| 2025年8月 | 515,000ドル | 147.71円 | 約 7,607万円 |
| 2026年8月 | 510,000ドル | 158.74円 | 約 8,096万円 |
| 1年間の変化 | -1.0% | +6.4% |
ドルでは1.0%下がっているのに、円で払う人にとっては 6.4%上がっています。5,000ドルの値下がりが、円では約489万円の値上がりになった計算です。差はすべて為替です。
戸建てだともっと極端で、ドル建て +12.2% が、円建てでは +20.5%(約1億6,329万円 → 約1億9,684万円)になります。
つまり、日本からハワイの物件を買おうとしている人にとって、物件価格の変動より為替の変動のほうが、財布に影響しているということです。
そして、その為替がいま動いています
2026年の仲値の月中平均を並べると、こうなります。
- 6月:160.77円
- 7月:162.60円
- 8月:158.74円
- 9月:156.42円
- 10月2日:158.16円
7月の平均から9月の平均まで、6円ほど円高に戻りました。ただ、10月に入ってからは158円台です。これが購入コストにどう効くか、8月のコンドの中央値51万ドルで計算してみます。
- 7月の平均レート(162.60円)で買うと:約 8,293万円
- 9月の平均レート(156.42円)で買うと:約 7,977万円
- 差は約315万円
為替が動いただけで、2ヶ月で315万円変わりました。10月2日のレート(158.16円)だと約8,066万円で、そこからまた約89万円戻っています。
もっと言うと、コンドのドル建て価格が1年で下がった分(5,000ドル=約79万円)よりも、この2ヶ月の為替の振れ(約315万円)のほうが4倍も大きいのです。

ドルの相場ばかり追いかけていたのですが、円で払うわたしには、こっちのほうがずっと効いていました。
「買い時か」をドル建ての相場だけで考えていると、この315万円が視界に入りません。
わたしが狙っているコンド市場は、いまどうなっているか
わたしはこれからハワイのコンドを買うつもりでいるので、コンド市場の中身も見ておきます。
- アクティブな在庫:2,512件(+4.1%)。選択肢は増えている
- 50万ドル以下の成約:176件で、コンド市場の48%。年初からの累計でも47%が50万ドル未満
- 売れるまでの日数:37日(前年は48日)。去年より締まってきた
- 売出価格に対する成約率:97.1%。まだ値段の話をする余地がある
- 契約中(ペンディング):全体では-3.2%。ただし50万〜69万9,999ドルの価格帯は+21.2%
読み方としては、こうなります。在庫は増えていて、全体の契約は少し減っている。ただ、50万ドル台から60万ドル台の価格帯では、契約が2割増えている。売り物が多いなかで、値ごろな価格帯には買い手が動き始めている、とも読めます。
会長は8月のレポートで、コンドの買い手は価格だけでなく、管理費・保険料・修繕積立金まで含めた「毎月の保有コスト」で判断している、と話しています。最初から現実的な値段をつけ、建物の財務状況を隠さずに示した売り手のほうが、結果を出しているそうです。
戸建てが「3件に1件が売出価格を超えて売れる」市場になっているのとは、正反対の風景です。コンドを買う側から見れば、じっくり選んで、値段の話もできる。悪くない環境が続いています。

わたしが狙っている価格帯に在庫があるのは、素直にありがたいです。
なお、住宅ローンの金利(米国の30年固定)は10月1日時点で 7.28%。8月末の6.66%から5週間で0.6ポイント上がり、前年同時期(6.34%)も上回っています。現地でローンを組む前提の買い手にとっては、無視できない数字です。

なお、この記事で使った円換算のやり方と、実際に買うときに円でいくら必要になるのか(物件価格・諸費用・毎年の維持費)は、コンド購入の完全ガイドのほうで細かく計算しています。

で、いま買い時なのか
わたしの考えを書きます。
不動産は、投資信託のようにコツコツ積み立てることができません。買うときは一発です。だからわたしは、「下がり気味のときに買う」のが基本だと思っています。
では、いまは下がり気味かというと——コンドは、ドル建てでは少し下がっています。8月の中央値は前年比-1.0%。戸建ては+12.2%ですが、コンドは在庫が増えて商談の余地もあり、ドル建ての価格は落ち着いています。
でも、円で払う人にとっては、1年前より6%以上高くなっています。月の平均で見ると、7月の162円台から9月の156円台まで円高に戻り、同じ物件が円建てで300万円ほど安くなりました。ただ、10月に入ってまた158円台です。
もちろん、ここからさらに円高が進むかもしれません。逆に、また160円台に戻るかもしれません。為替は誰にも読めない。だからわたしは「底で買う」ことは狙いません。
わたしがやろうとしているのは、「ドル建ての価格」と「為替」を別々に見て、両方が同時に悪くないタイミングを逃さないということです。いまのコンド市場は、在庫が増えていて、値段の話をする余地があって、ドル建ての中央値は前年を少し下回っている。為替も7月の平均よりは4円ほど円高です。一方で、現地の住宅ローン金利は7%台に上がりました。条件が全部揃っているわけではありませんが、少なくとも7月に円で買うよりは悪くない条件です。

ハワイは世界中から需要が集まる特殊な市場です。短期的な上下はあっても、長期では緩やかに上昇してきました。オルカンやS&P500と同じで、価格変動はあれど長期では上を向くと考えています。ただ、不動産は積み立てられない以上、買うタイミングは自分で選ぶしかありません。
ちなみに私はまだ購入資金が足りないので株式投資で形成中です。

投資前に押さえておきたいリスクと注意点
もちろん、投資にはリスクが伴います。ハワイ不動産を検討する際は、以下の点に注意してください。
為替の変動リスク
この記事で見てきたとおり、円で買う人にとって為替の影響は物件価格の変動を上回ります。そしてそれは、購入時だけの話ではありません。円高になれば、家賃収入の円換算額も減ります。買うときに得をしたレートは、受け取るときには不利に働く——この両面をセットで考えておく必要があります。
維持管理費(HOA)の上昇リスク
コンドミニアムを購入する場合、毎月の管理費(HOA)がかかります。ハワイでは建物の老朽化や保険料の高騰により、この管理費が年々上昇する傾向にあります。表面的な利回りだけでなく、将来的な維持費の増加もシミュレーションしておく必要があります。
金利の水準
現地でローンを組む場合、米国の30年固定は10月1日時点で7.28%。前年同時期より1ポイント近く高く、日本の感覚とは別世界の数字です。全額キャッシュで買うのか、ローンを使うのかで、必要な利回りの水準がまるごと変わります。
物件の二極化
今回のレポートでもわかるとおり、戸建てとコンド、そして高額帯と50万ドル以下とで、まったく違う動きが出ています。「ハワイなら何でも儲かる」という時代ではありません。信頼できる現地の不動産エージェントと協力し、正確な市場動向を把握することが不可欠です。

今日のハワイロス処方箋
ハワイの不動産について考えていると、無性にハワイの景色が見たくなりますよね。
今日の処方箋は「アラモアナ・ビーチパークから見る夕日」です。 ワイキキの喧騒から少し離れたこのビーチで、芝生に座ってただ海を見つめる時間。
太陽がゆっくりと水平線に沈み、空がオレンジから紫へと魔法のように変わっていくあの瞬間を思い出してみてください。
深呼吸をすると、ハワイの温かい風の匂いがしてきませんか?次にハワイへ行った時は、ぜひ夕暮れ時のアラモアナ・ビーチパークをのんびり散歩してみてください。


アラモアナ公園周辺はホントに静かで気持ちいいですよねー

あとがき
いかがでしたでしょうか。今回は最新のオアフ島不動産市場レポートから、現在の動向と今後の展望についてお話ししました。
数字だけを見ると難しく感じますが、その背景にある「売り手と買い手の動き」を想像すると、不動産市場はとても人間らしくて面白いものです。
ハワイに自分の拠点を持つという夢に向けて、この記事があなたの一歩を踏み出すお役に立てれば嬉しいです。
それでは今日はこの辺で。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
免責事項
本記事の市場データはホノルル不動産協会(HBR)が公表した2026年8月のレポート、為替は三菱UFJ銀行の公表仲値によるものです(円換算はいずれも筆者が計算しました)。本記事は情報提供を目的として作成したものであり、特定の不動産物件の購入や投資を勧誘するものではありません。不動産市場は常に変動しており、記事内のデータや展望は将来の利益を保証するものではありません。不動産投資にはリスクが伴いますので、最終的な投資判断はご自身の責任において、信頼できる専門家やエージェントにご相談の上で行ってください。詳細はこちら
